小西六のコニレットはⅠ型、Ⅱ型を持っている。
Ⅰ型は所謂軍艦部が鮮やかなブルーのプラスティック?で、Ⅱ型は「高級感溢れる」金属製である。本体は双方共に濃いブラウン系のベークライト製。
今、実際に写真を撮ろうとすると裏紙付きの専用フィルムが既に無く、径の小さいパトローネに135フィルムを詰め替えて使うしかない。ただし、135フィルムは専用フィルムよりも幅がやや狭いため、フィルム送りのパーフォレーション部まで露光するので要注意だ。
さて、このカメラを買ってから専用パトローネも幾つか入手し、そのうち試写してみるかと思っていたら、レンズ・シャッターユニット部分を本体から外して使うM42マウントアダプターの存在を知った。早速入手し、Ⅱ型のユニットを取り外し、M42マウントアダプターに装着、そして更にKマウントアダプターを介してデジカメで試写してみた。
APS-Cサイズの素子のため若干望遠寄りになるが、コニターはなかなか良い写りをする。コニカのレンズはヘキサー・ヘキサノンが高級タイプだが、この三枚玉のコニターも入門者用カメラに装備されているとは言え、侮れない本格的なレンズだ。
小さな本体、小さなケース、そして櫻の刻印入りの小さいフードとフードケースがたまらなく愛しく感じる。
Lens:Konitor 50mm F4.5 No.1015593 (KoniletteⅡ用をM42マウント→Kマウントに変換)
Body:Pentax istDs
露出:ISO200 絞り優先AE